【講座レポート】島ぞーり<与那国島>
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講座終了しました。
2019年10月11~13日
第3回 大人のための島ぞーり
与那国島を歩こう
~台湾が見える幸運に巡り会えるか?~
参加者15名に講師、スタッフの17名
離島への旅としては大所帯となり、
飛行機チケットの確保がとても難航し、
1泊2日より2泊3日となりました。
お天気も“晴れ女”様のおかげで守られ、
たっぷり青い空の下、緑豊かな島の
異空間で不思議な時空の旅でした。
ばたばたと小型機に乗り込み、最西端の島へ
空港から3台のレンタカーでいざ巡検へ
与那国伝統工芸館
与那国織の品格と技術の高さに圧倒される
さて、ここからが度肝を抜かれた“島ぞーり”
大泊浜で貝塚を見るぞー と 浜へ下る、下る、下る
この2枚の間、およそ40分はアダンの林、
牛のフン、まあよく戻ってこれましたね。
肝心の貝塚はというと、おそらく度重なる台風の影響もあってか、
その層が行方不明でみられず、残念
次は、東崎へ移動
与那国島は、神谷先生の資料から
「古いものから順に八重山層群、琉球層群、
宇良部砂礫層、隆起石灰岩がられ見られる」
「馬、馬、馬だ! おとなしいね」
私達も放牧状態です。馬と私達見分けられます?
風は強く、ちょっと足がすくむほどなんですよね。
塀の陰にならんで お昼ご飯、いただきました。
「あれ?馬がいない!?」と思ったら、
展望台の下での影で、こちらもお昼休みでした。
サンニヌ台は残念ながら立入禁止の札に阻まれ断念。
暑いけれど、珍しい地層の説明に聞き入ってしまう。
「神谷先生は、お元気ね。」との声が幾人から。
暑さにばて気味のなか、島の最高峰
宇良部岳へ
あの、塔まで行きました。
頂上からは、なんた浜が見える
下ってきたのは、アヤミハビル館
世界最大のガ(ヨナグニサン)の資料館を
見学しながらちょっと人心地がつきました。
さっき、宇良部岳から見えたなんた浜
そして、背後にそびえるティンダバナへ
この島の歴史を語る場所
なんた浜が眼下に
(夕飯前に夕日を背に受けた台湾を見た方もあり)
2日目 7時半朝ごはん
8時半、近くの久部良港近くの商店で
お弁当の買出し
ちなみに、宿には販売機なし。いえいえ宿
だけでなく、道端に販売機はないのです。
コンビニもないですよ。不便?でも、道路にゴミはないし、お店でお互いに顔見ながら、
おとなもこどももご近所もぶらり者も、共同体の生活様式で守られている感じです。
9時には“海底遺跡”グラスボート乗船
断崖の日本最西端の西崎をまわって新川鼻へ
海からしかみることのできない地形に出会えた
半潜水艦型の船からの海の中は、
またまた不思議な世界がありました。
さあ、今度は陸上からそのルートをたどります。
ううう、台湾が見えないね。
南牧場線は、馬が優先。フンもよけながら。
右は海、でも左は自衛隊基地。
牧場を追い出された感じがした。
上里遺跡?サトウキビ畑になっているので
ちょっと探しづらいなあ。14~16世紀の土器があるはずよ。
これかな?
比川海岸
星砂・太陽の砂 見つけられた?
陸の方へ眼をやると、あの「Dr..コトー診療所」
心は踊るけど、
その前に 小学校の校庭の木陰でお弁当
ヤギ、校庭は芝生でした。
受付して 見学です。
採石場跡
あの先まで歩けたのに。断念。
下は、きのうのティンダバナ
さあ、お楽しみの泡盛 崎元酒造所
まずは、
隣接しての徳美工房 を 見学し、お土産探し
もちろん、お土産いっぱい買っちゃいました。
さあ、いよいよ 終盤
久部良バリへ「人頭税の時代に人減らしの目的で
妊婦に飛び越えさせたという岩の裂け目」
足元には化石の埋まった岩や
色の変わった突起の岩や風化現象などなど
今日もよく歩きました。お疲れ様でした。
期待して夕暮れに台湾を見ようとねばっていたけれど、
だめでした。
今日は、帰る日。
お食事は、自慢のカジキが長命草にカッコよく。
それぞれ器も沖縄ガラスややちむんが丁寧。
何より、口数少ないお二人の男性の接遇に脱帽。
お世話になりました。美味しかったです。
「家に帰ってきた」と思うように感じたとの声あり。
さあ、それでも出発だ!
人数が多く、2班に分かれての復路
路線バスで空港へ
13人乗車は「過去最高ですよ」と。
運転手さんとゆんたくしながら。
空港売店では、入荷したかまぼこを買い占めて。
不思議な空間移動の『島ぞーり』を想うのでした。
神谷先生、運転ご協力いただいた方々、
どこまでも歩いてくださったみなさん
現地で出会ったみなさん、
本当に ありがとうございました。
おつかれさまでした。